色の「関連」が部屋のまとまりをつくる、リレーションの力 #9

インテリアの色づかいで、気をつけるべきポイントは究極的には2つだけ。「調和しやすい色選び」と「上手な配置のテクニック」です。

この記事では、色と色を関連させて配置する「リレーション」の方法について解説します。
早[SAKI] 2023.05.27
読者限定

前回は、インテリアに使う色をどのように選ぶか? という配色のポイントについて、サポートメンバー限定記事でお伝えしました。

サポートメンバーは月400円を最低金額とした自由な価格で登録でき、月4本以上の全ての記事を受け取ることができます。

今後は、サポートメンバー限定の部屋づくりワークショップやインテリアアイテムのフリマなど、一緒に部屋づくりを楽しめる企画もいろいろやっていきたいと思っています。興味のある方はぜひご登録をお願いします!

続きである今回は、部屋づくりをする全員に知っていてほしい最重要概念、「リレーション」について紹介します。

リレーションとはモノの仲間をつくること

リレーション(Relation)、日本語では「関連」です。関係のあるもの同士の繋がりを部屋の中に作ること。これは、北欧のインテリア教本の中にも絶対に出てくるような、インテリアデザインの基本中の基本の概念です。

このリレーションというテクニックでやることはただひとつ。部屋の中でモノを一人ぼっちにしないように、「色」「素材」「形」といったアイテムの特徴を、他のアイテムとなんらか関連するように選び、配置することです。

さらに、関連させる要素の中でも、同じカラーを複数の場所で使う「色のリレーション」は、部屋をおしゃれにまとめるために最も効果を発揮する強力な法則です。

これをやるだけで、どんな部屋でもそれなりにおしゃれに見えてきます。

ということでまずは具体例。

海外のカラフルでおしゃれなインテリアがいかにリレーションを使っているか、見ると一目瞭然です。

色のリレーションになっているところに丸をつけてみました。多すぎてわかりにくいですが、特徴的な色は必ずどこかに「仲間」がいることがわかるでしょうか。

ではこの中で、一番重要な役割を果たしているアイテムはなんだと思いますか?

ソファ?椅子?

実は、

この記事は無料で続きを読めます

続きは、4525文字あります。
  • 世の中にすでにある優れた配色を拝借する
  • アートから色を拾う
  • 同じ色は一箇所にまとめず、部屋の中にバラバラに散らす
  • 柄×柄合わせの秘訣は、色を合わせること!

すでに登録された方はこちら

サポートメンバー限定
2025年、自邸のリノベ設計します! 住み替え物件の条件まとめ・リノベ...
サポートメンバー限定
プロユースのインテリアショールーム訪問記 #56
読者限定
海外キッチンの特徴を言語化する #55
サポートメンバー限定
リノベ会社のお仕事初日の記録 使用PC、設計ソフトなど #54
読者限定
11月からのお仕事についてご報告&マシュマロ一挙回答 #53
誰でも
なぜ日本の洗面所は美しくないのか? 部屋の中でノイズにならない、「心も...
サポートメンバー限定
日本の水回りとこんなに違う! 海外の「バスルーム」と「ランドリー」を分...
サポートメンバー限定
家とお金のはなし。「高級感」ってなんだろう? #50