DIYアクセントウォールのつくり方 #44

友人宅のアクセントウォールをつくるDIYサポートをしました。その時のやり方を詳しくお伝えします!
早[SAKI] 2024.04.21
読者限定

こんにちは、早です。

大変お久しぶりの無料記事の配信となってしまいました。

本業と育児とその他もろもろにバタついていまして、ニュースレターの配信をしばらく不定期配信とさせていただいています。頻度は下がってしまっていますが、4月以降少し落ち着いてきましたので、また随時ペースを取り戻していけたらと思っています。

さてさて、先日、友人宅のDIYサポートで、格子のアクセントウォールを一緒に作ってきました。

元の壁は一般的な新築マンションのビニール壁紙。

なんの変哲もないふつうの壁です。少しベージュがかった色味です。

なんの変哲もないふつうの壁です。少しベージュがかった色味です。

それが、こうなりました!

格子柄の立体的なアクセントウォールに!

格子柄の立体的なアクセントウォールに!

どうでしょう!? すばらしくないですか??

お昼前に集合して、途中ごはん休憩を挟んで18:00ごろに終わったので、作業時間は2人がかりで約6時間。お昼休憩以外ぶっ続けで作業してへとへとになりましたが、完成した時にはあまりの印象の変わりように友人とかなりテンションが上がりました。

このお家のために選んだハモサの照明との組み合わせも素敵で、ここだけ見たらアメリカのインテリアブロガーの家のようです。

ちなみに照明はこちら。ハモサはよく照明のおすすめを聞かれた時に人に勧めることの多いメーカーです。決して安いわけじゃないけど高級デザイナーズというほどではなく、お部屋のアクセントになるデザインとして選びやすい照明です。

今回、私がやったのは材料や設計部分の事前のアドバイスと当日のサポートで、基本的な作り方の検討や材料の調達は友人自身でやってくれました。

この友人は数年前に不動産投資の築古戸建てDIYリフォームにもチャレンジしており(その時も一緒にフローリングを張った)、DIY経験値はけっこうある方です。それでも、作りながら話を聞いていたところ、自分だけで調べてもわからないことがたくさんある、と言っていました。

DIYって、同じ作業を何回もやることはあんまりないので、多少やったことがあったとしてもたいていの作業は「初めてやること」になる場合が多いです。その初めて作るものについて、「何を使って、どのように作るか」 を考える構想力(?)を鍛えるのはなかなか難易度が高いのかもしれません。

ということで、いざやりたい! と思いついた人がいた時のために、今回はこのアクセントウォールの作り方の詳細をレポートしていきます!

構想と設計

まず、この壁をどのように作るかざっくり考えます。

壁に木材を格子状に組んでボンドとネジで留めていって、最後にペンキを塗って仕上げる、というのが大まかなつくりです。

友人が最終的に作った設計図はこんな感じ。

簡単にでも設計図を書いておくと頭の中が整理されます

簡単にでも設計図を書いておくと頭の中が整理されます

高さ約50cm×57cmのサイズの格子になるように板を組んでいきます。

この格子の間隔をどうするかについて最初悩んで、もっと大きいバージョンも小さいバージョンも検討しましたが、最終的にこのサイズにしてちょうどよかったと思います。自宅の壁でサイズを測ってシミュレーションして決めました。大きさの感覚って慣れないとなかなか掴めないので、面倒でも測って考えるのが大事です。

また、この格子の組み方についても、「なるべく横長の板を長くして、その間に嵌め込むようにカットした縦の板をつけるのがよいのでは」というアドバイスをしました。

これは、板を組む時に可能な範囲で頑丈な構造にしたほうがいいだろうと思ったからです。

物件の引き渡し前だったため、設計時点では壁の下地の位置がわからず、ネジ打ちを全ての板にできるかどうかが不明でした。大抵の部屋の壁の中の下地(壁のボードが留めてある木材。ネジはここに打つ必要があります)は一定間隔で縦に入っているのですが、もし縦長の方を長く取って横を嵌め込む設計にした場合、縦の木材をつける位置にちょうどよく下地がない可能性があります。

長い木材をネジ打ちせずにボンドだけで留めるのは、いくら構造上の強度は求められない飾りの壁とはいえちょっと心許ない気がしました。

一方で、横の板を長く取っておいて、その上に乗せるように縦の板を貼っていく方法なら、横長の板のどこかは下地の位置でネジ打ちができるし、縦の板は短くなるのでもしボンドだけで留めることになっても長い板よりはしっかり留めることができます。しかも、横長の板に乗せるようにつければ万一ずりおちても下に支えがあるので、大きく崩壊するようなことはないでしょう。

構造次第で、材料の木材の種類やカットする長さが変わってくるので、実際に作る時のことを想像しながら考えるのが大切です。(が、どんなに考えてもイレギュラーは発生するので臨機応変さもまた大事……。)

用意した材料と道具

このような構造で作ることを決めて、それを元に選んだ材料と、作業に使った道具はこちら。

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続きは、4944文字あります。
  • 長さを調整してカット
  • 板を壁にボンド&ネジで組み立て
  • 隙間をパテで埋める
  • 床・天井・横の壁との境界を養生
  • 塗装!
  • 隙間をコーキング材で埋めて仕上げ
  • 完成
  • かわいい壁は、つくれる!

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